1978年3月3日金曜日

幼児ひき逃げ連れ去り事件

田畑作之介ちゃん失踪事件


失踪当時3歳

1978年(昭和53年)3月3日午後4時半ころ、
大阪市住之江区の自宅近くの道路で遊んでいた
田畑作之介ちゃん(3歳)が自動車にはねられた。

作之介ちゃんは重態だったため、救急車を待っている余裕がなく、
ひいた本人が「自分の車でこの子を病院に連れて行く」と言い、
作之介ちゃんを車に乗せ走っていった。
ところが、どの病院に問い合わせても作之介ちゃんは運び込まれておらず、
その後の消息が不明。


■事故時の状況
はねられた作之介ちゃんは顔面から血を流し、ぐったりしていた。

はねた車から出てきた中年男は、
「どこの子やろ?」と言いながら作之介ちゃんを車内に運びこんだ。
一緒に遊んでいた5歳の男の子が田畑家に駆け込み、
母親に事故のことを知らせた。

現場に駆けつけた母親は、作之介ちゃんを発見することはできなかった。


■目撃情報
近くを自転車で通りかかった女性教師、
少し離れた建築現場にいた作業員の目撃情報によると、

・40歳くらいの男
・スーツ姿ではない
・車の色は白
・車種はカローラ?
・南の方へ走り去った

車が作之介ちゃんをはねた後、停止するまで数十メートル走っていた。
現場路面にはブレーキ痕はなかった。


■時効
1982年(昭和57年)3月3日、公訴時効が成立した。