2008年7月1日火曜日

岩手県宮古市川井村地内における女性殺人事件

岩手県宮古市川井村地内における女性殺人事件


容疑者と交際していた女性 【佐藤梢A】
殺人事件の被害者である女性 【佐藤梢B】

佐藤梢という同姓同名の女性2名が存在し,
互いに同級生で,一緒にショッピングに行く仲であった。

殺人事件の容疑者とされる小原勝幸(おばらかつゆき)の
消息が不明となっている。



被害者:佐藤梢(当時17歳)
死因:頭部の外傷か首の圧迫
   






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2007年(平成19年)

■5月1日
小原勝幸が,紹介さ れた型枠工の仕事を無断で逃げ出したため,
仕事を紹介した「林下かずひろ?」(Z氏と呼ばれる)から呼び出される。
小原の弟,交際していた佐藤梢 とともに,「林下?」の元へ向かう。
佐藤梢を車に残し,小原勝幸と小原弟が「林下?」に謝罪をした。
小原勝幸に佐藤梢が聞いた話によると,
「日本刀で口に入れて脅され,包丁を小指に突きつけられ,
 120万円の借用書と連帯保証人を要求された。」
とのこと。(他にも証言者がいる)
連帯保証人は最初は小原の弟が指名されたが,断ったため,
佐藤梢に無断で「佐藤梢」の氏名と携帯電話番号を書いた。

「林下かずひろ?」
 当時30歳代,岩手県普代村に居住。
 土木関係の仕事についている。


2008年(平成20年)
■6月3日
小原勝幸は120万円の支払いをせず逃げ回っていたが,
佐藤梢Aにも電話がかかって来るようになったため,
小原勝幸と佐藤梢が岩手県警久慈署に被害届を提出。

■6月28日
小原と佐藤梢は盛岡競馬場近くで待ち合わせをしていたが,
小原との交際に嫌気が差していた佐藤梢は,
待ち合わせ場所には行かず、宮城県内の実家にいた。
その後,小原から被害届の取下げをしたいと電話があったが,
佐藤梢は拒否した。
午後10時すぎ
 小原勝幸は,佐藤梢に電話をし呼び出すことにした。

午後11時ころ
 佐藤梢の姿がコンビニの防犯カメラに映っていた。
 待ち合わせに使用したと考えられる。
 (最後の消息)


■6月29日
午前9時ころ,小原勝幸が岩手県田野畑村の弟宅に現れる。
 (佐藤梢が住む宮城県登米市から車で4時間ほどかかる。)

午後7時ころ
 小原勝幸は右手を怪我しており箸も持てない状況で,
 弟と共に岩泉町の病院にて診断を受け,その後小原弟宅に泊まった。


■6月30日 (佐藤梢の死亡推定日時開始)
午後,小原勝幸が幼なじみである知人宅を訪問。
 小原勝幸が弟に「被害届を取り下げようとしたら久慈署に拒否された」とメール。

午後8時30分
 小原勝幸が久慈署に被害届を取り下げたいと連絡するが,久慈署が拒否。
 小原の父も同様に願いでるが拒否。
 その後弟宅に泊まった。


■7月1日

午前9時ころ  
  小原勝幸が,知人宅を訪問。
午後4時30分  
  田野畑村から片道2時間離れた山中の沢で,佐藤梢の遺体発見。
午後5時ころ
  小原勝幸が,買物のため知人宅から外出。
午後7時25分
  小原勝幸が,弟に「人生やり直せるかな?」とメール。
午後7時30分ころ
  小原勝幸が知人宅に戻るが,様子が一変しており,取り乱した様子であった。
午後9時ころ
  田野畑村近くの県道で小原勝幸が飲酒事故(物損)し,
  事故の発見者に実家まで送り届けられる。


■7月2日

 岩手県警宮古署が被害者の身元を確認する際,佐藤梢宅に電話。

 小原勝幸は,親戚の運転により行先を変更しながら,
 鵜の巣断崖へ向かう道に到着した。
 (国道から鵜の巣断崖までは2.5km)

午前9時30分ころ
 小原勝幸が,弟に自殺をほのめかすメールをし,知人「X」にも同様の電話。
 知人「X」はそれを受け,鵜の巣断崖に向かうが,
 小原勝幸が電話をする姿が見えたので,自殺の心配がないと判断し帰宅。
(小原勝幸の最後の消息)
 電話の相手は,聞こえる音声から刑事だったとされる。

 小原勝幸は,佐藤梢にも自殺をほのめかすメールをした。

 佐藤梢は刑事に電話し,自殺をしそうである旨伝えたが,
 警察が鵜の巣断崖に様子を見に来た痕跡はない。

午後5時ころ
 被害者の身元が佐藤梢であることを確認。


■7月3日
 清掃作業中の町役場職員が,小原勝幸の
 サンダルやサイフ,自動車運転免許証を発見。
 遺体が発見されなかったことから,
 宮古署は,小原勝幸が自殺を偽装し逃亡したと判断。


■7月29日
 事件直後に自損事故を起こして放置された
 小原勝幸の車の中から見つかった血痕や
 遺留品の鑑定などから、警察は犯人と断定。

 公的懸賞金100万円を懸け小原勝幸を全国指名手配。


2009年(平成21年)
■6月19日
 小原勝幸の父親が,日本弁護士連合会に人権救済を申し立てた。


2010年(平成22年)
■6月30日
 小原勝幸の父親が,指名手配の差し止めなどを求める裁判を盛岡地裁に起こした。


■11月1日
 公的懸賞金が300万円に増額された。

■11月2日
 この事件について追っていたジャーナリスト
 黒木昭雄氏(元警視庁巡査部長)が自動車内で死んでいるのが発見された。
 車内からは練炭が見つかっている。
 前日に打ち合わせをしに出かけたままであった。


小原勝幸(おばら かつゆき)
生年月日:1979年11月16日
本籍:岩手県
身長:170cm前後
特徴:中肉








■暴力団関係者による殺人事件とする説
 佐藤梢を殺害した犯人は,小原勝幸ではなく,
 まずは見せしめとして佐藤梢を殺害し,
 さらに仕事を逃げ出した小原勝幸本人を殺害したとする説。

■小原勝幸の弟によるインタビュー
 http://www.youtube.com/watch?v=rTzP9Obk-GA

■NAVERまとめ
 http://matome.naver.jp/odai/2133125688726612401

■公訴時効
 なし(2010年4月刑事訴訟法の改正により公訴時効撤廃)

捜査本部 岩手県 宮古警察署 0193−64−0110
      (フリーダイヤル:0120−243−852)
     メールアドレス police@pref.iwate.jp

2008年5月17日土曜日

琵琶湖バラバラ殺人事件

琵琶湖でバラバラ死体が発見されたが、
被害者の身元、犯人が明らかとなっていない殺人・死体遺棄事件。



2008年(平成20年)5月17日、
琵琶湖湖岸緑地(岡山園地)で釣り人が、漂流している人の足を発見。
滋賀県警に通報したことから発覚。


同日、捜査員が足の一部を発見。
5月20日、琵琶湖で頭部を発見。
6月22日、6月23日、琵琶湖岸で両手首を発見。

すべての部位はDNA型が一致したが、身元は判明していない。


発見時、死後1〜3週間経過していたものとみられている。


2009年(平成21年)2月27日、
警視庁は捜査特別報奨金制度対象事件に指定。
上限300万円。



■捜査本部
 滋賀県警近江八幡警察署

2008年1月5日土曜日

岡山地底湖大学生行方不明事件

■行方不明
名倉祐樹さん(当時21歳)
高知大学3年 学術探検部所属

■概要
2008年(平成20年)1月5日午後6時15分ごろ,
「日咩坂(ひめさか)鍾乳穴 (かなちあな)」
(岡山県新見市豊永赤馬の洞穴,奥行:約1600メートル)の
奥にある地底湖(深さ約32メー トル)で遊泳していた
高知大学3年生の男子学生(21)が行方不明になった,と
一緒に洞穴を訪れていた仲間から110番通報があった。

同日,県警機動隊,新見署員ら約30人が捜索を開始し,
1月10日まで捜索は続けられたが,学生は見つかっていない。

学生は高知大学の洞窟探検サークルで,
メンバーは学生や社会人など近県から集まった計13人。
 
不明の男子学生は,計5人で午前11時半ごろから洞穴に入り,
午後2時半ごろ、,着衣のまま遊泳している最中,行方がわからなくなったという。

洞穴は県の天然記念物に指定されており,
洞穴に入るには新見市教育委員会への届出が必要だったが,
学生らは届け出ていなかったという。

また,洞窟は日咩坂鐘乳穴神社の御神体になっていた。


岡山県新見市の鍾乳洞・ひめさか鐘乳穴での事故
https://www.youtube.com/watch?v=km-0Wgwzwa8

■探検部のHP一部内容削除
高知大学学術探検部のHPから,部長,副部長の氏名が削除された。
同部の構成は男性15名,女性10名であった。

■mixiの内容が変更

行方不明以降,行方不明者のmixiプロフィールに変更が加えられ,
高知大学に所属していることや,
日記(探検部の活動内容が含まれていた)が削除されていた。